このページでは、これら４ステップについて詳しく解説していきます。

ステップ1：販売業者に問い合わせ

太陽光発電の物件を取り扱っている業者のHPを確認し、希望する物件情報を検索しましょう。地域や利回り、購入価格など、条件にあった物件が見つかれば問い合わせをし、メールや資料を送ってもらいます。

販売業者から、お問い合わせ頂いた物件についての連絡が入ります。その際に、物件に関する情報を詳しく確認することが大切です。

ステップ2：購入検討している物件を視察

販売業者の担当者立ち会いのもと、検討している物件を実際に確認します。太陽光発電への投資は決して安いものではないため、視察をせず契約すれば後悔の原因となります。

発電施設はもちろん、周辺の環境や発電所までのアクセス、発電のシミュレーション、設備メンテナンス、保証内容などをしっかりと確認しましょう。

ステップ3：契約・申請手続き

契約するまで、販売業者と綿密にやり取りをします。業者の対応や実績、見積もり、購入希望物件の内容など、一通り確認して問題なければ契約に進みます。

どうしても納得できる提案が出てこなければ、改めて予算や希望に見合ったプランを用意してもらいましょう。販売業者によって契約の内容も異なってきますので、違う販売業者を検討してみると良いでしょう。

ステップ4：発電施設の設置工事

物件の契約が済めば、契約手付金を入金した後に、管轄官庁や電力会社へ申請を行います。申請が確定した後に工事に取り掛かり、着工から完成までの目安は1ヶ月前後ほどです。

設置工事が完成したら、電力会社立ち会いのもと外線工事・系統連携を行い、連携日に売電が開始されます。

発電施設の稼働後は設備故障や劣化を防ぐため、施工会社あるいはメンテナンス会社に以下のような維持管理を依頼します。

・雑草処理

・太陽電池パネルの清掃

・パワーコンディショナーの点検

長期運用において、上記のような「こまめなメンテナンス」が欠かせません。基本的に、太陽光発電は運用に手間がかからない投資ですが、トラブルをいち早く察知できる体制を整える意識が必要です。

これらのように、太陽光発電における「物件購入の流れ」はそれほど難しくありません。

契約が決まるまでは、料金・維持管理に多くの不安を抱えることになるものの、一歩を踏み出さなければ成功の道は見えないままです。まず販売会社に問い合わせ、自分の希望する予算や条件などを伝えて「目的に応じたプラン」について相談してみましょう。

次のページでは「物件購入に必要な費用」についてお伝えしていきます。