2019.09.16 Sep
更新日時:2019.11.08 Fri
スマエネなら簡単に分かる!産業用太陽光発電の収入はどれくらい?
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将来が不安視されている現代では、低リスクで安定した収入が得られる太陽光発電投資が注目を集めています。太陽光発電投資に興味がある方にとって、どれくらいの収入が得られるのかは大きな関心事のはずです。
当メディア「スマエネ」では、物件の紹介ページから、1つひとつの案件の想定売電収入が簡単に分かるようになっています。
今回は、3つの物件を紹介したうえで、それぞれの売電収入について説明していきます。
スマエネの「物件を探す」に掲載している物件情報では、運用にかかる具体的なコスト・収入をシミュレーションシートにまとめて、どれほど利益を得られるのか解説しています。
希望する価格・利回り・立地を入力するだけで、理想に近い物件をピックアップできるので、本記事とあわせてご参照ください。
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目次
1.産業用太陽光発電の収入はどれくらい?
太陽光発電で得られる正確な収入は、実際に始めてみるまで分かりません。しかし、想定収入であれば、算出するのは難しくありません。
なぜなら、太陽光発電投資の収入は「発電量×FIT単価」というシンプルな式で求められるからです。
発電量は、太陽が放射するエネルギー量である「日射量」から計算できます。国立研究開発法人の「NEDO(新エネルギー産業技術総合開発機構)」では、過去の日射量のデータをもとにした、各地域のパネル容量1kWごとの年間予想発電量が公開されています。
FIT単価は、発電量1kWhあたりの売電単価です。売電契約を結んだ年によって異なり、2019年に売電契約を結んだ場合のFIT単価は14円です。
では次から、スマエネで掲載している3つの物件を例にして、それぞれの想定売電収入がいくらになるのか紹介していきましょう。
(1)スマエネ掲載物件:太陽光発電所(FIT単価21円)の収入
まずは、広島県廿日市のFIT単価21円の物件です。こちらは、2017年に売電契約を結んでいます。
パネル容量は82.10kW、販売価格は20年間の土地の賃貸料も含めて2,289万3,190円です。こちらの物件の初年度の想定発電量と、想定売電収入は以下のとおりです。
広島県廿日市の物件の発電量・FIT単価・売電収入 | |
初年度年間発電量 | 90,358kWh |
FIT単価(税込) | 22.68円 |
初年度売電収入 | 204万9,319円 |
初年度の想定年間発電量は、90,358kWhです。これに税込FIT単価の22.68円を掛けた、204万9,319円が想定売電収入です。
ただし、この売電収入がFIT期間の20年の間、ずっと続くわけではありません。なぜなら、太陽発電設備はパネルなどの経年劣化により、少しずつ発電量が落ちていくからです。
スマエネでは、年間の発電量が年々落ちていくことを考慮して、売電収入のシミュレーションを立てています。この物件の場合、年間の想定売電収入の推移は以下のとおりです。
※赤枠…各年の想定年間売電収入
このように、20年目には、売電収入が186万3,152円まで落ちます。20年間の想定売電収入の合計は、3,909万6,719円です。
この売電収入のデータは、各物件ページの「収支シミュレーション」をクリックすることで確認できます。収支シミュレーションは、物件ページを下にスクロールしていくと、右側に出てきます。
①スマエネ掲載物件:太陽光発電所(FIT単価21円)の利益
太陽光発電所の物件を選ぶうえでは、収入だけでなく、利益の額にも注目しましょう。なぜなら、いくら収入が高くても、利益が出なければ損をしてしまうからです。
スマエネのシミュレーションでは収入だけでなく、太陽光発電投資にかかる各種経費の額や、融資を受けた場合のローンの利息も考慮した「税引き前利益」も確認できます。税引き前利益は、個人なら所得税、法人なら法人税が引かれる前の利益です。
スマエネの税引き前利益のシミュレーションを見れば、FIT期間が終わった時点での想定利益額はもちろん、何年目から黒字に転じるのかもチェックできます。
先ほど紹介した物件の税引き前利益の推移は、以下のとおりです。
※青枠…各年の想定税引き前利益
税引き前利益の項目を見ていくと、16年目に黒字に転じることが分かります。FIT期間が終了した時点での、最終的な税引き前利益の合計額は775万3,974円です。
(2)スマエネ掲載物件:太陽光発電所(FIT単価18円)の収入
続けて紹介するのが、北海道釧路市のFIT単価18円の物件です。こちらは、2018年に売電契約を結んでいます。
パネル容量は106.60kWで、20年間の土地の賃料を含めた販売価格は2,330万6,890円です。こちらの物件の初年度の想定発電量および売電収入は、以下のとおりです。
北海道釧路市の物件の発電量・FIT単価・売電収入 | |
初年度年間発電量 | 112,156kWh |
FIT単価(税込) | 19.44円 |
初年度売電収入 | 218万313円 |
初年度の想定年間発電量が112,156kWhで、FIT単価が税込19.44円なので、初年度の想定売電収入は218万313円になります。購入初年度以降の想定売電収入は、以下のように推移します。
20年間の想定売電収入の合計は、4,159万5,795円となっています。
①スマエネ掲載物件:太陽光発電所(FIT単価18円)の利益
こちらの物件でも、税引き前利益がいくらになるか見ていきましょう。以下のように推移します。
こちらはなんと、購入からわずか6年目で黒字に転じる計算になっています。20年間の税引き前利益の合計額は、884万6,980円です。
(3)スマエネ掲載物件:太陽光発電所(FIT単価14円)の収入
最後に紹介するのが、三重県伊賀市のFIT単価14円の物件です。こちらは、2019年に売電契約を結んでいます。
パネル容量は106.90kWで、販売価格は20年間の土地の賃料を含めて1,937万4,432円です。こちらの物件の初年度の想定発電量、および想定売電収入は以下のとおりです。
三重県伊賀市の物件の発電量・FIT単価・売電収入 | |
初年度年間発電量 | 117,839kWh |
FIT単価(税込) | 15.12円 |
初年度売電収入 | 178万1,726円 |
初年度の想定発電量は117,839kWh、FIT単価は税込で15.12円なので、初年度の想定売電収入は178万1,726円になります。初年度以降の売電収入の推移は、以下のとおりです。
20年間の想定売電収入の合計額は、3,399万1,591円です。
①スマエネ掲載物件:太陽光発電所(FIT単価14円)の利益
こちらの物件でも、税引き前利益について紹介していきます。以下のように推移しています。
こちらの物件では、購入16年目から黒字に転じる計算です。最終的な税引き前利益の額は、658万5,864円になります。
2.高収入な太陽光発電所は「早い者勝ち」になりつつある
ここまで、スマエネに掲載されている太陽光発電所の物件3つと、それぞれの想定売電収入について紹介してきました。このほかにも、高い売電収入が得られる物件がたくさんあるので、他の物件もぜひチェックしてください。
スマエネや、他の太陽光発電所の物件掲載サイトで高収入な案件を見つけたら、早めに申し込んだほうがいいかもしれません。なぜなら、高収入が得られる案件は売れやすく、購入を迷っている間に、他の人に買われてしまうことも十分あり得るからです。
特に、今後はこの傾向がさらに強まる可能性が高いといえます。ここでは、その理由について説明していきましょう。
(1)FIT終了の懸念により優良案件は取り合いなる見込み
太陽光発電事業者はFIT制度によって、発電した電気を20年間、固定価格で買い取ってもらえます。太陽光発電投資が安定した収入を得られる投資である理由は、このFIT制度のおかげだといっても過言ではないでしょう。
しかし、このFIT制度は、2020年に終わる見込みであることが各所で報じられています。
①FIT制度が終了したら太陽光発電投資はどうなる?
FIT制度が終了し、FITの認定を受けていない太陽光発電所で投資を始めた事業者は、これまでのように発電した電気を固定価格で買い取ってもらえません。発電した電気は、販売先の企業を自分で見つけて売るか、電力卸市場で売ることになる見込みです。
そうなれば、1kWhあたりの売電単価が、それまでのFIT単価より安くなることも十分あり得ます。また、売電できる期間も、FIT制度のように保証されるかどうか不明です。
これでは、太陽光発電投資を始めても、安定した収入が得られるかどうか分かりません。とはいえ、これはあくまで「FITの認定を受けていない太陽光発電所」を購入した事業者に対する措置です。
②FITの認定を受けている太陽光発電所は取り合いに
FIT制度が終了する前に太陽光発電所を購入、またはFIT制度終了後でもFITの認定を受けている太陽光発電所を購入すれば、これまで通り発電した電気を20年間、固定価格で買い取ってもらえます。
しかし、そうなると今度は、FIT制度終了前の太陽光発電所の駆け込み需要が高くなることが予測できます。FIT制度の終了が正式に発表されれば、案件の取り合いになることは想像に難しくありません。
そのため、FIT制度がある今のうちに高収入が見込める太陽光発電所を購入しておくのが賢明だといえるでしょう。
(2)高収入案件を狙いセカンダリ市場も盛り上がりの気配あり
FIT制度が終了すれば、太陽光発電所のセカンダリ(中古)市場も盛り上がる可能性が高いといえます。近年でも、中古の太陽光発電所は、主に以下の理由から人気が高くなっています。
中古の太陽光発電所が人気の理由 |
購入後、すぐに売電収入が得られる |
収支の予測が立てやすい |
現行より高いFIT単価で売電できる |
新築の太陽光発電所の場合、設備の建設工事や土地の造成工事、発電した電気を電線網に繋げるための連系工事などが必要です。そのため、購入から売電開始までに時間がかかってしまうのです。
その点、中古の太陽光発電所は、すでに稼働しています。購入後、振込先の口座を自分のものに変更してもらうだけで、すぐに売電収入が得られます。
また、中古の太陽光発電所は新築と違って、実際にどれだけの発電量があるのかが購入前に確認可能です。そのため、収支の予測も立ちやすくなっているのです。
さらに、先ほども説明したとおり、太陽光発電投資のFIT単価は、売電契約を結んだ年によって変わります。FIT制度がスタートした2012年から現在に至るまで、FIT単価は以下のように年々下落しています。
産業用太陽光発電のFIT単価の推移 | |
2012年 | 40円 |
2013年 | 36円 |
2014年 | 32円 |
2015年 | 29円 |
2016年 | 24円 |
2017年 | 21円 |
2018年 | 18円 |
2019年 | 14円 |
※パネル容量が10~500kWの場合
数年前に新築で購入された中古の太陽光発電所は、FIT単価も高くなっています。そのため、高いFIT単価で売電したいという人にも、中古の太陽光発電所は人気です。
ここまでの説明で、なぜFIT制度終了後に太陽光発電所のセカンダリ市場が盛り上がるのか、分かった方もいるのではないでしょうか。
FIT制度終了後も、FIT制度時代に認定を受けた太陽光発電事業者は、発電した電気を固定価格で買い取ってもらえます。つまり、FIT制度終了後は、FIT制度時代に認定を受けた中古の太陽光発電所の需要が高くなる可能性が高いのです。
そうなれば、FIT制度の認定を受けた太陽光発電事業者も、太陽光発電所を売ることで高収入を得られます。この場合、20年間のFIT期間満了を待たずに、太陽光発電所を売った金額で利益を確定させることも可能です。
最初から、売ることを想定して、FIT制度が終了する前に条件の良い太陽光発電所を購入しておくのも1つの選択だといえるでしょう。
3.太陽光発電の資産収入は「不安の多い令和」の救世主
太陽光発電は、多くの人にとって、令和時代を生き抜くうえでの救世主になるかもしれません。ここでは、その背景や理由について説明していきます。
(1)失職・年金不足・長寿化の解決策として最適
華々しく幕を開けた令和時代ですが、多くの人にとって、将来の見通しは決して明るいものだとはいえません。2019年には、経団連の会長やトヨタ自動車の社長が、終身雇用の継続は難しいと話したことがニュースで取り上げられました。
さらに話題になったのが、平均寿命の高齢化による年金不足です。同じ2019年には、金融庁が、定年退職後に夫婦2人で寿命まで生活するには2,000万円が必要で、公的年金だけではとても賄えないという趣旨の報告書をあげました。
個人単位で失職リスクや年金不足の問題を解決する方法は、給与以外に資産を積み上げるしかありません。資産の積み上げには投資が最適ですが、損失を出してしまうリスクも高くなっています。
その点、太陽光発電投資なら、先ほども説明したとおり、低リスクで安定した収入を得られます。太陽光発電所の価格は高額ですが、金融機関や信販会社から融資を受けられるため、少資本でも投資可能です。
太陽光発電によって、生活に+αのキャッシュフローが生まれるのは、不安の多いこの時代に頼もしい要素です。
(2)投資初心者にとって資産収入を作る足がかりになる
先ほど紹介した、スマエネで掲載している太陽光発電所の税引き前利益は、それぞれ以下のとおりです。
各太陽光発電所の想定税引き前利益(20年間) | |
広島県廿日市のFIT単価21円の物件 | 775万3,974円 |
北海道釧路市のFIT単価18円の物件 | 884万6,980円 |
三重県伊賀市のFIT単価14円の物件 | 658万5,864円 |
上記の太陽光発電所の税引き前利益を見れば分かるとおり、太陽光発電投資の収入だけでは、老後に必要な資金を貯めるのは難しいといえるでしょう。
しかし、太陽光発電投資は数ある投資のなかでも、必要な知識や労力が少ない投資です。太陽光発電所のメンテナンスを業者に外注すれば、半不労所得のように収入が得られます。
FIT期間終了後は、前述の利益が得られるので、それを元手に別の投資を始めることも可能です。つまり、太陽光発電投資は、投資知識の少ない方の資産形成の足がかりになる投資だといえるのです。
太陽光発電投資を始めることは、いきなり金融商品に手を出すよりも現実的で再現性のある選択だといえるでしょう。
4.安定収入を得られる太陽光発電はベストな選択肢の1つ
太陽光発電投資では、FIT単価が保証されているため、安定した収入を得られます。専門的な知識がなくても、安定収入を得られる太陽光発電投資は、将来に備えた資産形成の手段として、ベストな選択肢の1つです。
太陽光発電投資でどれくらいの収入が得られるかは、スマエネの物件紹介ページから確認できます。気になる物件があるという方は、物件ページの収支シミュレーションをクリックして、想定売電収入や税引き前利益をチェックしてみましょう。
各所で報じられているとおり、FIT制度が2020年に終わるなら、高収入が得られる物件はすぐに買われてしまうかもしれません。そのため、条件の良い物件を見つけたら、早めに購入を検討してみてはどうでしょうか。
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