2021.08.26 Aug
更新日時:2021.11.23 Tue
太陽光発電投資の業者の選び方とは?太陽光発電投資家が解説
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太陽光発電投資を始めるにあたって、資料上は表面利回りなど良い物件に見えるけど、「施工や管理など信頼できる会社なのか?」真剣に取り組もうとすると不安になりますよね。
「高い初期費用を支払ったのに、最後まで施工されるのだろうか?」とか、「丁寧に施工が進むのだろうか?」「産廃が埋められないだろうか?」「要望に対応してくれるだろうか?」などなど、物件や販売業者に対する不安から、たくさんの思考を巡らせることになります。
いざ、購入しようとする時に、数多く存在する太陽光発電の販売事業者から、どのようにして物件や業者を選別すべきか。
そんな時に、太陽光発電所を6基所有する私が意識してきた業者の選び方を伝えていきたいと思います。
目次
1.太陽光発電投資に取り組む上で注意すべきこと
「太陽光発電投資って何だか儲かりそう!!」
そんな「ワクワク」した気持ちを持って、太陽光発電投資を検討されていることかと思います。
一番最初に皆さんが気にするのは、物件の利回りやキャッシュフローです。
しかし、そこを悪徳業者は分かっているので、よく見えるように細工をしてきます。
今までの経験から、悪徳業者をかわすための、太陽光発電業者を選ぶ際の注意すべきポイントについてまとめていきます。
関連記事:【 悪徳・悪質業者の見分け方 】産業用太陽光発電の購入にあたって注意すべき事
2.太陽光発電に取り組むにあたって注意すべきポイント
悪徳業者に引っかからないようにするために、太陽光発電業者を選ぶ際の7つの特筆すべきポイントを整理します。
- ○太陽光発電業者を選ぶ際の7つの特筆すべきポイント
- 太陽光発電のシュミレーション
- 信販ローンとの提携があるか
- 営業担当の質
- 会社の経営年数
- ホームページの情報量
- 太陽光物件サイトに掲載があるか
- 図面が平面図しかない
以上について、解説していきます。
関連記事:太陽光発電を始めるとき注意すべき「営業トークの罠」
(1)太陽光発電のシミュレーション
太陽光発電投資を検討する際に、皆さんが飛びつくのが見かけ上の表面利回りが良い物件です。
しかし、表面上の利回りは机上でいくらでも作れるので、とんでも無いシミュレーションで掲載しているものを散見します。
例えば・・・
- 総額2,300万円
- 太陽光発電125㎾
- 年間発電量170,000kwh
- 年間利回り11.38%
といった物件があった場合、あなたは欲しいと思いますか?
私は、まったく欲しと思いません。むしろ避けたい案件となります。
・・・というか、そんな物件を掲載する業者の良心を疑ってしまいます。
50kw未満のパワコンの能力に対して、50kw以上のパネルを積載することを過積載といい、現在の太陽光発電所は、ほぼすべて『過積載物件』となっています。
(※『過積載物件』は販売事業者にとっても購入者にとってもコストメリットがありますので、悪いことではありません。)
しかし、過積載の太陽光発電所は、仕様上どうしてもピーク時の発電量を捨てる事(ピークカット)になるため、実際の年間発電量は、積載量×1,000~1,100が妥当な範囲となります。
そのため、太陽光発電が125kwの積載量の場合、概ね125,000~137,500kwhが年間発電量になります。
上記のような物件があった場合、年間発電量170,000kwhに対して125㎾なので、係数が1,360となるため、過度な発電量を見込んでいることを、太陽光発電投資経験者は一瞬で見抜くことができるのです。
その他、メンテナンス料や償却資産税、通信料、待機電力料などをみて、キャッシュフローが明確に出るか見ていく必要があります。
目先の利回りやキャッシュフローに騙されず、しっかりとした基準をもって検討を進める事が重要ですね。
(2)信販ローンとの提携があるか
太陽光発電投資に取り組むにあたって、「信販ローンなんて怪しい!!」って思わないでください。
実のところ、販売事業者が信販ローンの提携を結ぶのには、信販会社の厳しい会社の審査があり、怪しい業者はなかなか提携することができません。
・・・ということは、信販ローンがあるというだけで、信頼度がぐっと上がることになります。
ただし、信販ローンと提携していると謳いながら、提携があるようにみせかけているだけで、実は提携が無い業者もあるので注意が必要です。
信販会社を使用する際には信販会社から必ず電話があるので「問い合わせがきちっとしたものであるかどうか」を確認することで解決します。
もし、怪しいと感じたなら、逆に信販会社に問い合わせる行動力も必要ですし、信販ローンと提携していな会社であれば、なぜ提携していないか販売事業者の確認すると良いですね。
(3)営業担当の質
太陽光発電を取り扱う営業担当が、「知識が豊富かどうか?」や「調子が良すぎないか?」「レスポンスが悪くないか?」などに注意を払う必要があります。
当然ビジネスですから、販売事業者としても、対応出来ること・出来ないことがあります。「値引きする」とか「大丈夫です」しか言わない調子のよい営業は要注意ですね。
・・・なぜかって?
良い営業マンは、当然、知識が豊富ですし、レスポンスも間違いなく早いです。そして、出来ないことは出来ないとはっきりと伝えてくれるはずです。
ただし、質問ばっかりでめんどくさい客と思われると、丁寧な対応をしてもらえなくなる可能性があるので、購入検討者として、それ相応の誠意と知識を身に着けておくべきです。
特に、テンポよくノリだけで早期決断を迫り、「売ろう売ろうとしてくるな」と感じる営業マンには避けたいです。そんな詐欺師の典型のような営業マンなんているの?なんて思わないでくださいね。間違いなくいますので。
また、直感的に、「感じの悪い」上から目線の営業も避けた方がトラブルを回避できます。
(4)会社の経営年数
皆さんが会社の信用を考える際に、当然のことながら創業から何年が経過しているか気になる事かと思います。当然会社の経営年数は信用に直結しますから。
経験が浅い会社だと、むしろ購入者の方が知識が高かったり、運営体制が確立されていないことにより、節税テクニックに対応していないなど、様々な手続きがスムーズにいかないことが想定されます。
たとえば、ベンチャー企業の創業20年後の生存率は0.3%とされています。
いかに新規事業者が生き残るのが難しい世の中なのだなと感じますね。
つまり、長年経営を続けていく事は、簡単ではないのです。
太陽光発電投資は、20年間以上に渡る長期の投資です。
維持管理の面からも、販売会社が20年間経営を続けていけるだけの体力があるか、可能であれば、帝国データバンクに名前があるかどうかなど、しっかりとチェックしておきたいところです。
(5)ホームページの情報量
ホームページや名刺は会社の顔です。今の時代、そこをしっかりと構築出来ていない会社は怪しいと言わざるを得ません。
詳細な事業内容も書かれていないようなホームページだと、会社の持続可能性が危ぶまれるので避けた方が無難です。
そういった会社から購入を進めていた時に、実際私も危ない目に遭いましたし、トラブルに巻き込まれそうな方から相談を何回か受けてきました。
逆にホームページをしっかり作りこむ悪徳業者もいますが、そこは、施工実績やSNSなど『口コミ』などをみいていくしかありません。
(6)太陽光物件サイトに掲載があるか
太陽光発電物件サイトに登録されていない会社から買う方が、手数料がかからないため安くなると考えますよね。
しかしながら、太陽光発電の物件サイトを通さないで直接事業者から購入することは、初めて取り組むかたは避けた方が安全だと思っています。
一般のサイト情報から購入する場合、詐欺かもしれないし、何かあった場合相談先もないし、最も避けたい「投資失敗」のリスクが高まります。
独学で進めていた私が、取り組みの初期のころ行った物件の選び方は、物件サイトを通さないで進めて行きましたが、決して褒められたものではありません。
リスクを考えるなら、圧倒的に物件サイトを通じて購入する方が安全です。
太陽光発電物件サイトに登録する際には、販売事業者の登録審査がありますし、販売を仲立ちする物件サイトによっては、問題発生時には、問題解決に向けてサポートしてくれます。
その点で言えば、「スマエネ」は太陽光発電の相談から竣工まで寄り添ってくれるスタンスなので、初心者が取り組むにあたっては重宝する物件紹介サイトとなってます。
インターネット検索で直接販売事業者から購入する際は、仲介者がいなくなるので、自分自身の責任で慎重に進める必要がありますから。
スマエネ:https://sma-ene.jp/
(7)図面が平面図しかない
太陽光発電で検討を進める際に、平面図だけでは判断ができません。つまり、平面図しか無いような物件は、詳細な設計がなされていない証です。
太陽光発電は、架台の角度や足の長さも重要なチェックポイントです。角度によっては影の影響を受けたり,汚れが落ちにくかったり、足の長さによっては、雑草の影響をもろに受ける事になります。
測量や詳細の実施設計を行わないままで販売が進められている案件は、あとから変更が出てくるため、想定外に着手金をロックされる事にも繋がってしまいます。
しっかりとした段取りが取られていて、当初設計から変更が無い案件を探したいものです。
3.太陽光発電の質の高い販売業者と契約するには
太陽光発電投資初心者の方が質の高い販売業者を見つけるためには、ご自身で学び、行動や努力によって見つけることも可能ですが、多くのリスクを考えると、一番初めは、太陽光発電の仲介サイトで相談することをおすすめします。
そのうえで、
①太陽光発電について詳しい
例えば、定額電灯→従量電灯や、マルチストリング、遠隔監視、パネルの質など細かい情報にも精通しており、疑問にもすぐ回答がもらえるか確認してみてください。
②条件が良すぎず悪すぎず
条件が良すぎるのもは疑わしいし、条件が悪いのも問題です。ちょうど良い塩梅の案件が安心です。現在の平均利回りは、8.5~9.5%程度でしょうか。
③信販ローンの金利条件が2.5%以下
信販ローンの金利は、販売会社の販売実績や信用によって下げることが可能になります。そういったこともあるため、できるだけ信販ローンの金利の低い販売事業者の案件を見つけることで、安全性が高まります。
④メンテナンス請負を行っている
メンテナンスの請負を行っている販売業者は、自社がメンテナンスを行う事を前提に施工をします。そのため、管理しやすいように絵、必然的に施工の質が高まることになります。
⑤SNSで口コミ、施工現場写真などを確認する
太陽光発電の販売会社が行なった竣工写真が、SNS上やHPで公開されている場合があります。現場の施工の綺麗さなどを確認することで、信頼してお願いすることが可能になります。
以上の5つに留意することで、限りなく「悪い物件を高値掴みする確率」を減らすことができます。
関連記事:太陽光発電の詐欺手口と対処法!安全な業者を選ぶ4つのコツも紹介
4.「太陽光発電投資の業者の選び方とは?」まとめ
太陽光発電投資は、取り組むことさえ出来れば20年間安定して利益が得られる数少ない投資先です。
しかし、その安定性がゆえに、「欲しい欲しい病」にかかって、すぐに物件に飛びつくのはやめて欲しいと思います。
購入を進めるときは、第三者的な視点で見てもらえるように、家族に相談したり、信頼がおけるブロガーさんに相談したりすることも一つの方法です。
意外な視点からアドバイスがもらえたり、気づきがあったりして、購入しようとしている発電所の良し悪しの判断材料が生まれます。
投資において絶対はありませんが、少しでもリスクを減らして臨みたいものです。
まずは気軽に太陽光発電の物件サイトである「スマエネ」に相談してみるいいと思います。
スマエネ:https://sma-ene.jp/
多くの物件に問い合わせることで、多くの販売業者と接点を持つことが可能ですし、数多く当たる中で、自分にあった業者がかならず見つかるはずです。
頼るべきところは頼り、投資における失敗のリスクを極力へらし、みなさんも資産家を目指しましょう!!
では。
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