太陽光発電所の撤去費用はいくら?相場と安く撤去するポイントとは?

今野 彰久

著者 今野 彰久

スマートエネルギー事業部の部長です。
自身でも太陽光投資をしているため、投資する方の目線でのご紹介を得意としています。

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撤去のことをあまり考えずに太陽光発電設備の設置を考える方もいれば、撤去費用が高いと聞いて設置を躊躇している方も多いようです。


ここでは、太陽光発電設備の撤去費用の相場や内訳、安く撤去するためのポイントなどについて紹介していきます。


これから太陽光発電投資を検討している方や、既に設置している方で費用を知らない場合は、ぜひ参考にしてください。

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1.太陽光発電設備の撤去にかかる費用の相場

計算

まずは、太陽光発電設備の廃棄費用の相場について見ていきましょう。

基本的には、FIT制度が終了する20年後を見据えて廃棄費用を検討課題に入れておくことが必要です。また、寿命を迎える前に台風や竜巻などの災害が原因で破損し、廃棄に迫られるということもあります。

廃棄費用の相場や内訳を知っておくことで、来たるべきときに備えられます。また、太陽光発電投資を始めるかどうかの判断材料の1つにもなるのです。ここでは、廃棄費用の内訳や相場などについて紹介していきます。

(1)太陽光発電設備の撤去にかかる費用の内訳

太陽光発電設備の廃棄にかかる費用の内訳は、「撤去費」「運搬費」「処分費」「その他足場代など」の大きく4つあります。

それぞれの費用内容は、次のとおりです。

①撤去費用

撤去費は、破損したパネルなど不要なものを取り外し、撤去するのにかかる費用のことです。経済産業省によれば、撤去費用の目安は太陽光発電システムにかかる費用の5%程度だと説明しています。

つまり、2,000万円の太陽光発電システムに対して、約100万円が撤去費用として用意すべき資金となります。

②運搬費用

運搬費用は、撤去したものを処分場まで運搬する際にかかる費用のことです。太陽光発電設備は産業廃棄物になるため、一般ごみとして自治体に回収してもらえません。そのため、処理場まで運搬してもらう必要があります。

③処分費用

処分費用は、運搬した太陽光発電設備を処分するためにかかる費用のことです。処分費用も業者や設置容量、パネル素材などによって変わってきます。

④その他足場代など

太陽光発電設備を設置している場所が、工場など大きな建物の場合は、撤去するのに足場が必要になります。また、撤去後の屋根を修復する必要も出てきます。

太陽光発電設備の廃棄には、このような費用がかかります。

(2)太陽光発電設備は様々な素材を組み合わせている

太陽光発電設備は、いろいろな素材を組み合わせて製造されています。

一般的なものでは、シリコンや化合物、有機物、量子ドットなどです。燃えるゴミなど簡単に廃棄できるものではなく、回収してもらわなければならない可能性が高いです。

どの素材が使用されているかによっても撤去費用が変わってくる可能性があるため、事前に確認しましょう。自治体によって、廃棄に費用がかかる素材、あまり費用がかからない素材が含まれていることもあります。

できるだけ撤去費用を抑えたいのであれば、自治体に相談してみるのも良いでしょう。ただし、実際に廃棄を行うのは早くても20年後ですから、その際に制度が変わっている可能性も高いです。

2.太陽光発電設備の撤去費用を捻出するには

お金

太陽光発電設備を撤去・廃棄するには、多額の費用がかかります。太陽光発電設備を設置するときと同じくらいのコスト負担となるため、事前に把握し、計画的に準備をしていなければ対応できない可能性があります。

ここでは、どのようにして太陽光発電設備の撤去費用を捻出すればいいのかを確認していきましょう。

(1)積立が推奨されている

太陽光発電設備の撤去・廃棄は高額のため、必要になるタイミングですぐに用意できるものではありません。まとまった費用となるため、さまざまな業者や情報サイトでも積立が推奨されています。

経済産業省の資料でも太陽光発電設備の撤去費用に関しては、積み立てておくことを推奨しています。前もって資金計画を立て、撤去時に焦ることがないよう準備しておきましょう。

(2)廃棄を安く行ってくれる業者を探しておく

余裕のある計画で資金を用意していくとともに、廃棄費用が安い業者を探しておくことも大切です。業者によって費用が異なるため、何も知らずにいると割高な業者に依頼してしまう可能性があります。

複数業者で見積もりを依頼し比較するなど、前もって廃棄費用が安い業者探しをしておきましょう。安い業者を見つけることができれば、用意する資金も少なくて済みます。

複数の業者に相見積を取って比較検討することは、費用を抑えるうえで必須です。また、場合によっては廃棄費用の安い業者、運搬費用の安い業者など得意分野が違うこともあります。

使い分けをすることで、コストを抑えられるケースもあります。

3.太陽光発電設備の撤去はいつから始まる?

工事

太陽光発電設備の撤去費用の目安を知るだけでなく、撤去が必要となるタイミングについても把握をしておきましょう。

「寿命」と「突発的なタイミング」の2つを知り、備えることが大切です。

(1)FIT期間の終了が1つの目安

土地を賃貸契約で利用していた場合、20年経過したのちに契約更新に応じてもらえず、持ち主から撤去を命じられるケースもあります。そのため、太陽光発電設備を設置したばかりの方は、先々の廃棄のことも今から考え準備しておくことが必要です。

これから太陽光発電設備の設置を考えている場合は、土地の契約期間や撤去費用をあらかじめ収益計画に反映させたうえで検討するようにしてください。

(2)災害で壊れた太陽光発電設備の撤去・交換は随時必要

「FIT期間の終了を迎えるまで、まだ時間があるから安心」と考える方もいるかもしれませんが、FIT期間の満了より前に撤去や交換が必要になることもあります。

代表的なものが、台風などの災害に遭い損壊してしまうことです。毎年のように多くの台風が上陸するうえ、災害級の大雨が発生するケースも増えています。また、日本に住む以上、地震からも逃れられません。

さまざまな災害の発生により、太陽光発電設備が破損をする可能性があります。そうなると、設置して2〜3年でも撤去や交換が必要になり、多額の費用がかかる恐れがあるため注意が必要です。

保険に加入していれば被害は最小に抑えられるとはいえ、このようなケースがあることも念頭に置いておきましょう。

(3)廃棄が増えるタイミングで撤去コストが安くなる可能性は高い

太陽光発電設備はある程度寿命が決まっているため、普及してから20〜30年後に廃棄が集中することが予想されています。

廃棄が多くなると廃棄業者のニーズが増え、競争原理が働き撤去コストが安くなる可能性が高いです。多くの人が少しでも割安の廃棄業者を探すため、業者が価格競争を行います。

そのため、廃棄が増えるタイミングには、今よりも低コストで撤去・廃棄できることが考えられます。

4.太陽光発電設備を安く撤去するポイント

ポイント

ここでは、少しでも太陽光発電設備を安く撤去するためのポイントについて見ていきます。

(1)撤去費用込みで設置してくれる業者を探す

安く撤去したい場合は、撤去費用込みで太陽光発電設備を設置してくれる業者を探すのも1つのポイントです。撤去費用込みの業者は、設置・撤去費用の合計も他社より随分安いケースが多いです。

あらかじめ撤去費用も込みで設置をしておけば、廃棄の際に費用がかかることもありません。

(2)撤去費用の相見積もりを取る

太陽光発電設備を撤去する際は、業者に依頼する必要があります。そして、業者ごとで撤去費用に差があるため、少しでも安い業者を見つけることが重要です。

多くの撤去業者がありますが、相見積もりを取れば、すぐに撤去費用の比較ができます。

業者が違うだけで数万円以上費用が安くなるケースも珍しくないため、必ず複数業者で相見積もりを取るようにしましょう。

(3)リサイクルに出して撤去費用と相殺する

撤去する太陽光発電設備の種類・状態によっては、素材などをリサイクルに出すことも可能です。

廃棄のピークを迎えるといわれている2030年以降に、リサイクルがどのようになっているのか不透明な部分もありますが、環境省ではリサイクルなどの推進のためにガイドラインなどの作成も行っています。

1つの選択肢として、リサイクルに出すことも考えておくといいでしょう。リサイクルに出すことは資源の有効活用にも繋がり、太陽光発電設備撤去費用の節約にもなります。

(4)国の制度の利用を考える

2030年以降に起こる太陽光発電設備の廃棄のピークへ向けて、国は廃棄費用の積立を担保するために必要な施策の検討を行っています。

今後どのようになるかは未定ですが、業者は内部積立や第三者機関の外部積立などで廃棄費用の積立を行い、その計画や進捗状況を報告・公表することが義務化される可能性もあるのです。

また、この制度以外にも、これからさまざまな制度ができて撤去の際に自己負担が軽減される可能性があります。国や自治体の情報は、こまめに確認するようにしましょう。

しっかりと情報収集をすることで、費用を安く抑えられる可能性もあります。

5.撤去費用を用意できるよう太陽光発電の売上から積立を

今回は、太陽光発電設備の撤去費用の相場や内訳、安く撤去するためのポイントなどについて紹介しました。

太陽光発電設備の撤去にかかる費用は、およそ20〜30万円です。しかし、太陽光発電設備装置の廃棄がピークとなる頃には、今よりも安くなると予想されています。太陽光発電投資であれば、コストが安くなる分、利回りの改善が期待できます。

ただし、安くなるといっても、積立や保険、業者探しなどなど早いうちから準備をしておくことが大切です。業者選びや資金計画など、1度廃棄についてシミュレーションしてみることをおすすめします。

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