2019.10.29 Oct
更新日時:2019.11.03 Sun
「太陽光発電投資は儲からない」はウソ?調査結果を発表
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「太陽光発電投資は儲からない!」
太陽光発電投資を始めようか検討している方のなかには、このような声を聞いて、参入に躊躇している方もいるかもしれません。
しかし、太陽光発電投資は本当に儲からないのでしょうか?今回は、実際に太陽光発電投資をしている人の実例や物件の想定利回り、他の投資との比較などから、太陽光発電投資が儲からないかどうかについて解説していきます。
スマエネの「物件を探す」に掲載している物件情報では、運用にかかる具体的なコスト・収入をシミュレーションシートにまとめて、どれほど利益を得られるのか解説しています。
希望する価格・利回り・立地を入力するだけで、理想に近い物件をピックアップできるので、本記事とあわせてご参照ください。
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目次
1.「太陽光発電投資は儲からない」はウソ?
太陽光発電投資が儲からないかどうかは、実際に投資をしている人の話を聞けば、ある程度分かります。そこでここでは、実際に太陽光発電投資をしている投資家たちの実例を紹介していきましょう。
(1)現役投資家として稼いでいるケースは多い
当メディア「スマエネ」では、太陽光発電投資をしている投資家たちに対し、インタビューを実施しています。スマエネがインタビューした投資家たちはいずれも、太陽光発電投資に成功し、順調に利益を得ています。
ここでは、スマエネがインタビューした投資家たちのケースを紹介していきましょう。
①投資額1,500万円・年間売電収入176万円の岡本さん
大学卒業後、2度の転職を経て賃貸アパートの建設会社に入社した岡本さん。建設会社ではIR部門になり、投資への理解が深まったことで、株式投資を始めます。
株式投資で儲かり始め、信用取引やFXにも手をのばすも、リーマンショックによって全財産が吹き飛ぶという憂き目にあっています。これを機に、一度は投資から離れるも、田舎の土地を相続することになり、土地の有効活用を考えるうちに太陽光発電投資に興味を持ちました。
不動産投資とどちらを始めるか検討した末、リスクが少ないことを理由に、岡本さんは太陽光発電投資を始めます。一度投資で失敗している岡本さんは、施工会社の調査と収支シミュレーションを徹底して行いました。
物件は、トラブルの発生があった場合に備えて、自宅から車で行ける距離のものを選択。シミュレーションを業者に頼らず、自分で厳し目にしたことが功を奏し、実際の売電収入はシミュレーション額を超えています。
岡本さんによれば、税引き前の最終的なプラス収支は900万円以上になる見込みだそうです。
太陽光発電投資に成功した岡本さんは現在、実家の近くに2基目と3基目の太陽光発電設備を購入しています。
【岡本 大輔さんインタビュー】投資額1,500万円で売電収入176万円/年
②投資額2,450万円・年間売電収入233万6,300円の匿名希望さん
新卒で入社した大手メーカーで、同僚に誘われて株式投資とFXを始めた匿名希望さん。FXでは、最終的にプラス100万円の収支を出しています。
そんな匿名希望さんは転職後、入社した会社で太陽光発電投資をしている人と出会います。その人からの紹介を受け、販売業者の話を聞きリスク面の不安が解消されたことで、太陽光発電投資を始めました。
匿名希望さんが購入したのは、販売業者から紹介を受けたもののなかでも、最もFIT単価の高い物件でした。太陽光発電投資を紹介してくれた知人が同じ場所に同じ設備を持っていたのも、物件購入の後押しになりました。
匿名希望さんが実際に太陽光発電投資を始めてみると、購入前の収支シミュレーションと比べて、年間10万円以上の上振れがありました。匿名希望さんの見立てでは、最終的な収支は1,000万円のプラスになる見込みだそうです。
【匿名希望さんインタビュー】投資額2,450万円で売電収入233万6300円/年
(2)太陽光発電投資の成功体験をブログで発信する投資家も
ネット上には、太陽光発電投資をしている投資家たちの個人ブログがたくさんあります。こうした個人ブログでは、管理人が太陽光発電投資をすることで得た知見や独自のノウハウ、成功体験などが惜しみなく公開されているのです。
太陽光発電投資のブログをしている人のなかには、収益を公開している人も何人かいます。太陽光発電投資が儲かるかを知りたい人にとって、投資家たちの収益報告は非常に参考になるはずです。
ここでは、収益報告をしている太陽光発電投資ブロガーのケースを紹介していきましょう。
①「21円案件の太陽光発電で元がとれるのか!?」の太陽光Xさん
「21円案件の太陽光発電で元がとれるのか!?」の管理人である太陽光Xさんは、FIT単価が21円だった2017年から、太陽光発電投資を始めています。FIT制度がスタートした当時のFIT単価は40円だったため、2017年の時点でも、太陽光発電投資は今から始めても遅いのではないかという声がありました。
このブログはタイトルのとおり、太陽光XさんがFIT単価21円でも元がとれるのかを検証するために立ち上げたものです。
管理人Xさんは2019年10月時点で、設備容量78~94kWの太陽光発電設備を6基稼働させています。(このほか、着工中や着工待ち、農地転用手続き中の物件も5基保有)
5基の設備を稼働させていた2019年5月時点では、月間の売電収入は合計124万円とブログで公開されています。
②「アメリカ株でアーリーリタイアを目指す」のはちどうさん
「アメリカ株でアーリーリタイアを目指す」は、管理人のはちどうさんが投資や不労所得で経済的自由を手に入れ、アーリーリタイアを目指すまでを記録したブログです。
タイトルにあるとおり、ブログのメインはアメリカ株ですが、はちどうさんは太陽光発電投資もしており、6基もの設備を所有しています。
ブログには太陽光発電投資の記事も多数あり、月間の売電収入も公開されています。ブログで公開されている2019年6月度の売電収入は、63.6万円です。
2.太陽光発電投資の利回りはどれくらい?
投資判断をするうえで重要なのが、投資した金額に対する収益の割合である利回りです。利回りが高いほど、得られる収益の額も大きくなります。
では、太陽光発電投資の利回りは、だいたいどのくらいなのでしょうか?ここでは、太陽光発電投資の利回りについて説明していきます。
(1)FIT制度の開始から表面利回り10%を維持している
太陽光発電投資の物件の「表面利回り」は、どの物件でもおおむね10%前後となっています。表面利回りとは、年間の売電収入を設備や土地の購入費用で割ることで算出した利回りです。
FIT制度で定められているFIT期間は、20年間です。表面利回りが10%なら、単純計算で最初の10年ほどで初期費用の回収が完了し、残りの10年で利益を積み上げられることになります。
①FIT単価は低下したものの利回りは維持している
太陽光発電投資で得られる売電収入は、「FIT単価×発電量」で計算できます。2019年に売電契約を結んだ場合のFIT単価は、14円です。
先ほども説明したとおり、FIT制度がスタートした2012年のFIT単価は40円でした。それ以降、FIT単価は年々下落しています。
では、数年前の太陽光発電投資の物件はもっと表面利回りが良かったのかというと、そんなことはありません。なぜなら、FIT制度が始まったばかりの頃は、まだ太陽光発電が普及していなかったこともあり、設備の販売価格も現在より高額だったからです。
②利回り維持のカギは設備価格の低価格化
利益の額は、「収入-経費」で求められます。いくら売電収入が高くても、経費の大きな部分を占める設備価格が高額では、利益の額は大きくなりません。
逆に、FIT単価は低くなったものの、設備の販売価格も当時と比べてグッと安くなっています。そのため、当時も現在も表面利回りはほとんど変わらないのです。
こういった理由により、FIT単価が安くなったからといって、数年前と比べて儲からないということはありません。
(2)スマエネの投資案件も表面利回り10%超が多数
スマエネでは、土地付き太陽光発電の物件の紹介をしています。スマエネの紹介物件では、表面利回りが10%を超えるものも多数あります。
ここでは、スマエネで掲載している土地付き太陽光発電設備を2件、紹介していきましょう。
①FIT単価18円・三重県の投資案件は利回り10.6%
最初に紹介するのは、三重県津市のFIT単価18円の物件です。
こちらの物件の概要は、以下のとおりです。
三重県津市のFIT単価18円の物件の概要 | |
設備容量 | 70.7kW |
販売価格 | 1,591万3,040円 |
FIT単価 | 19.8円(税込) |
初年度想定発電量 | 85,487kWh |
初年度想定売電収入 | 169万2,643円 |
表面利回り | 10.6% |
※想定発電量は、パワコンやモジュールの情報、日照データから算出
こちらの案件の初年度想定発電量は、85,487kWhです。これにFIT単価18円(税込19.8円)を掛けると、初年度の想定売電収入は169万2,643円になります。
設備価格は、土地の購入費用も含めて1,591万3,040円です。初年度の想定売電収入を販売価格で割ると、表面利回りは10.6%になります。
②FIT単価18円・兵庫県の投資案件は利回り10.8%
次に紹介するのは、兵庫県淡路市のFIT単価18円の物件です。
こちらの物件の概要は、以下のとおりです。
兵庫県淡路市のFIT単価18円の物件の概要 | |
設備容量 | 100.7kW |
販売価格 | 2,279万3,900円 |
FIT単価 | 18円(税込19.8円) |
初年度想定発電量 | 124,186kWh |
初年度想定売電収入 | 245万8,883円 |
表面利回り | 10.8% |
こちらの物件の初年度想定売電量は、124,186kWhです。FIT単価18円(税込19.8円)を掛けて、初年度の想定売電収入は245万8,883円になります。
これを設備の販売価格の2,279万3,900円で割ると、表面利回りは10.8%になります。
3.他の投資商品と比較して儲からない?
ここまで、太陽光発電投資の物件の利回りについて紹介してきました。しかし、太陽光発電投資の利回り10%という数値は、果たして他の投資と比べて優れているのでしょうか?
他の投資の方が儲かるのなら、太陽光発電投資よりそちらをやりたいという方も多いはずです。そこでここでは、代表的な投資である株式投資や不動産投資の利回りについて説明していきましょう。
(1)株式市場は年間リターン5%あれば良好
株式投資の「期待利回り」は、5~6%程度といわれています。期待利回りとは、投資した額をどれくらいの収益が見込めるかという期待収益で割ることで算出した利回りです。
つまり、株式投資では年間5~6%も利回りが出れば上々だということになります。この時点で太陽光発電投資より低利回りですが、株式投資の期待利回りには、さらにある見落としがあります。
それは、株式投資では勝つ人の方が少ないという点です。一説によれば、株式投資で投資家の約8割が負けているといわれています。
期待利回りの5~6%という数字は、買っている2割と負けている8割をすべて混ぜて平均した値です。勝っている2割の投資家たちの大半は、5~6%を大きく超える利回りを出しています。
つまり、5~6%という値は、2割しかいない優秀な投資家たちが平均値を引き上げたことによる平均利回りなのです。そう考えると、株式投資では期待利回りの5~6%を出すことさえ難しいということが分かるでしょう。
(2)不動産投資は年々期待リターンが低下中
おおむねどの物件でも表面利回りが10%前後の太陽光発電投資と違い、不動産投資は物件によって利回りはピンきりです。低利回りなものもありますが、物件によっては太陽光発電投資以上の利回りを狙える可能性も秘めています。
ただし、近年では投資目的の不動産売買が盛んになっており、物件の販売価格も高騰しています。不動産投資の表面利回りは、家賃収入を物件の販売価格で割った値です。
物件の販売価格が高騰しているぶん、不動産投資では利回りも年々低くなってきています。さらに、不動産投資の想定利回りを算出するときに使う「家賃収入」という要素は、購入した物件の全部屋が1年間満室になった場合の収入です。
空室の数が多かったり、空室期間が長かったりすれば、そのぶん家賃収入が少なくなるため、実際の利回りが少なくなってしまう点も留意しておかなければなりません。
(3)表面利回り10%を安定して期待できる投資は稀
株式投資やFXなどでは、保有する株や外貨の価格が急騰して、一時的に高利回りが出ることもあります。しかし、安定して高利回りを出し続けることは、ほぼ不可能だといっていいでしょう。
また、不動産投資も空室リスクがある以上、想定利回りを安定して実現し続けることは困難だといえます。つまり、株式投資やFX、不動産投資などで長期的に結果を出し続けるには、市場に対する深い分析力も必要なのです。
その点、太陽光発電投資ではFIT制度によって、売電収入の要となるFIT単価が固定されています。このFIT単価は、FIT期間の20年間ずっと続くものです。
株式投資やFXのように高騰することもなければ暴落することもなく、不動産投資のような空室リスクもありません。発電量さえ確保できれば、安定して売電収入が得続けられるのです。
利回りが10%というのは、投資の世界では決して悪い数値ではありません。これだけの利回りを安定して得られるのは、太陽光発電投資ならではのメリットです。
4.【結論】太陽光発電投資は儲かる!
ここまで、太陽光発電投資家たちの実例、物件の表面利回り、他の投資との比較の3点から、太陽光発電投資が儲かるかどうかについて説明してきました。結論としては、太陽光発電投資は十分儲かるということになります。
株式投資の利回りは良くても5~6%程度、不動産投資は物件によっても違いがありますが、利回りは全体的に低下傾向にあります。さらに、株式投資には株価の暴落リスクが、不動産投資には空室リスクがあることを考えると、安定した利回りは望めません。
その点、太陽光発電投資はFIT単価が固定されているため、20年間安定した利回りが望めます。安定感のある投資で資産拡大を目指すのであれば、太陽光発電投資は有力な選択肢になるはずです。
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