投資に興味があるけれど、リスクを恐れて一歩を踏み出せない早川さんに密着取材。スマエネ事業推進担当の中村さんに力を借りて、太陽光投資について学んできました!
太陽光投資はどういった仕組みで稼げるのか、どのような手順で始めるのかなど、未経験者が気になるポイントをドンドン質問していきます。

こちら、不労所得が欲しくて仕方がない早川さん。
投資を始めて生活をグレードアップさせたいけれど、知らないものに手を出して失敗するのは怖いと葛藤中。奥さんも投資には消極的みたいです。
今回は、友人の中村さんが太陽光発電関連の会社に勤めていると聞き、いろいろな質問をスマホにメモしてスマエネに突撃してきました。

そして、こちらが太陽光投資に詳しいスマエネの中村さん。とっても優しそうです。
お越しいただき、ありがとうございます!今日はよろしくお願いします。
こちらこそお願いします!
中村さんが、太陽光発電に関する仕事をしているのは知っていたけど、具体的にどんな仕事をしているのか聞いたことなかったですよね。
投資関係の仕事をしていると聞いて飛んできました。で、具体的にはどんな仕事をされているんですか?
私は去年の2018年8月にFAプロダクツへ入社して、物件販売サイト「スマエネ」の立上げや物件の商品企画に携わってきました。
あとは、初心者の方向けにセミナーを企画したり、ビッグサイトでの資産運用EXPOの出展も行ったりしました。太陽光発電が、いかに投資先として優れているのかを広めているんです。
とてもアクティブに活動されているんですね!
正直、太陽光発電が投資になるというイメージがなくて、ずっと環境保護の意識が高い人たちに支持されている取り組みかと思っていました。
再生可能エネルギーから投資っていう発想にはならないですよね。投資といえば、株式投資や不動産投資を思い浮かべる人が多いと思いますから。
そうそう。僕もそういった投資を検討していたんです。特に投資信託に注目していました。
ただ、僕はもう結婚して子どもがいますし、どうだろうなぁって悩んでいます。FXはもちろん、株などもタイミングが悪ければ、買った直後に大暴落もあり得ますしね。
そうですよね。結局は金融市場にシンクロしますからね。むしろ、そうやって安定を重視するなら、なおのこと太陽光投資はおすすめです。
今日はわざわざお越しいただいたので、太陽光投資についてガッツリ話しましょう!
1.太陽光投資ってどんなもの?

田舎道を車で走っていたりして、太陽光パネルがズラリと並んでいるのは、早川さんも見たことありませんか?コレです、コレ。

こういった発電施設で作った電力を、電力会社に売って利益を得る「売電ビジネス」が太陽光投資です。ですから利益目的の太陽光発電は、イコール太陽光投資だと思ってください。
なるほど。じゃあ、写真みたいに太陽光パネルがたくさん並んでいるものは、ほとんど投資目的で建てられているものなんですね。
企業によっては自社工場の電力供給に使っているケースもありますけど、ほとんどは早川さんの仰るように投資目的ですね。
太陽光投資とは? |
電力会社への売電による利益獲得を目的として、太陽光発電事業を行うこと |
株式投資だと、1年で資産が2倍とか3倍に増えるっていう話も聞きますよね?でも、2倍、3倍に増えるってことは、裏を返すと資産額が半分になったり3分の1になったり、あるいは赤字を生んだりする可能性もあるんです。
うんうん。ネットニュースとか見てると、株で大損したサラリーマンの話とか出てきますよね。
そうですね。一方で、太陽光投資は一言でいうと「コツコツ系の堅実な投資」で、爆発的には稼げないけど大損する可能性は極めて低い。そんなイメージを持っていただければと思います。
コツコツ系か⋯⋯確かに、僕の希望する条件ではあるなぁ。でも、どうして「太陽光投資は安定している」なんて断言できるんですか?
再生可能エネルギーを普及させるために、国が「固定価格買取制度(FIT)」という制度を施行したんです。この制度のおかげで産業用の太陽光発電なら20年間、住宅用の太陽光発電なら10年間、一定の価格で電力会社に電気を買い取ってもらえるんですよ。
つまり、株式や投資信託みたいな「取引価格の上下」がないから安定していると。
そうです!たとえば、FIT単価が21円の年度に認定が下りた産業用の物件は、いつ購入しても20年間はそのFIT単価で売電できます。
2019年にはFIT単価を14円に設定すると公表されましたけど、一度FIT単価21円で認定された物件に影響はありません。

このグラフは、産業用太陽光発電のFIT単価の推移です。
これを見て年々下がっているFIT単価を懸念する声は多いですが、すでに申請を通している(FIT単価が確定している)物件を購入すれば、20年のあいだ問題なく固定された価格で売電できるので安心してください。
なるほど。でも、それならFIT単価の高い物件は取り合いになりそうですね。
はい、2018年に認定が下りた物件は18円、2019年に認定が下りた物件は14円と下がっていますから、FIT単価の高いものは競争が激しくなります。
優良物件から売れていくので、早いもの勝ちです。
少し気になったんですけど、2012年時点だとFIT単価は40円じゃないですか。
はい、FIT開始時はグラフにもある通り40円でした。
そこから、2017年には半値近くに落ちていますけど、利回りは半分になっているということですか?
いえ、実はそんなことないんです。年数の経過によって、FIT単価とともに施工費用も下がっています。
この資料を見れば、6年間のうちに30%近く下がっているのが分かりますよ。

出所:経済産業省「平成 31 年度以降の調達価格等に関する意見(案)」
こうして施工費用が下がったこともそうですし、メンテナンス業務等を行う業者への依頼料も、価格競争によって少しずつ下がっています。
こういったコスト減少のおかげで、FIT開始時から現在まで表面利回り9~12%は維持できています。
また、たとえばテレビの価格がどんどん下がってるけど、液晶はきれいになっているのと同じ原理で、発電所を成り立たせる製品の価格は下がっているけど、品質はどんどん向上して発電量も飛躍的にUPしているんです。
なるほど~~。結局、利回りに対する影響は大きくはないんですね!でも、どうしてFIT単価は下がるんでしょう?
FIT単価は変わらず施工費用だけが下がったら、投資先としてもっと魅力的だったと思うんですけど。
固定価格買取制度によって一定のFIT単価を実現できているのは、電力会社が再生可能エネルギーを買い取るときの費用を、私たち消費者が負担しているからなんです。
これを「再生可能エネルギー発電促進賦課金(通称:再エネ賦課金)」といいます。
そうなんです。一般家庭なら大体800〜1,000円ほど、電気料金の支払いに賦課金が上乗せされていますね。私みたいに一人暮らしなら200〜300円ほどですけれど。

あ、そうなんですね。知らないうちに、僕たちも再エネ普及に関わってたわけだ。
はい!ですから、売電時の価格設定が変わらないまま発電施設が増えれば、私たち消費者の負担ばかり増えてしまうんです。だから価格設定が下がっていくんですよ。
いま、経済産業省ではこれを議題にして、従来のFITを廃止する動きが出てきています。2019年には法改正案を策定して、2020~21年にはFITから新制度に切り替える流れが来るかもしれません。
つまり、先ほど教えてもらったみたいな、20年間の買取保証がなくなってしまうんですか?
そうなんです。再エネ先進国である欧州にならって、入札で基準価格を決めるような制度に移行する可能性が高いです。
その場合は売電先を自身で探して、基準価格を超える売電価格を求めるなら取引相手と交渉することになります。
そうなんですよ。
ですから先ほどいったように、投資対象として考えるなら「いま投資した方が良い」というのは間違いないですね。いまネット上に掲載されている物件であれば、どれもFITの認定を受けていますから。
なるほど、分かりました。じゃあ、いま太陽光投資を始めるとしたとき、他の投資ではなく太陽光投資を選ぶ理由をもう少し聞きたいです。
2.他の資産運用にはない太陽光投資の魅力とは
太陽光投資は、土地の上に設備を構えた「地に足の着いたビジネス」という意味で、よく不動産投資と比較されるんですよ。
でも、不動産投資と太陽光投資を比較したとき、両者には決定的な違いがあります。早川さん、何か分かりますか?
太陽光投資は、客付けがいらないってことでしょうか?不動産投資について調べたとき、空室リスクに気を付けろって書いてありましたから。

太陽光投資は空室のない不動産投資っていわれています。
太陽がなくならない限り、少なくとも20年間は収入が保証されている。つまり、20年間ずっと住み続ける人がいる感じですね。
賃貸に20年間住み続けるって、あまりイメージできないですもんね。そうやって聞けば、安定感という面ではやっぱり優秀なんですね。
それでいて、不動産投資のように融資を利用してスタートできるので、潤沢な自己資金を持っていなくても始められるのが大きな魅力です。
同じ「利回り10%」だとしても、融資を使って投資額を増やしたら利益額も増えるんですよ。
収入は国に保証されているので、融資を利用してもリスクはそれほど高くないんです。一発逆転的な要素はないですけれど、本当に少しずつ資産拡大を目指すなら有力候補かと思います。
(1)太陽光投資と不動産投資を3つのポイントで比較
|
太陽光投資 |
不動産投資 |
空室リスク |
なし。太陽光さえあれば収入が発生 |
あり。人口減少による不安感も強い |
利益率 |
固定価格買取制度(FIT)により一定 |
空室率の変動に比例するため不安定 |
融資 |
融資を利用した大規模な投資が可能 |
融資を利用した大規模な投資が可能 |
確かに投資対象としての魅力はいっぱいありますね⋯⋯
僕みたいな家庭持ちは安全第一で投資をしたいですから、ここまでの話を聞く限り魅力的です。でも、もちろんリスクもあるんですよね?
はい、例えば最近だと太陽光パネルが盗まれる事件がニュースになってましたね。土地そのものに鍵は付けられませんから、フェンスを設置していても盗難を完全に防ぐのは難しいと思います。
それは辛い。設置するエリアの治安にも関係しそうですね。
他のリスクとしては、土砂崩れや台風、地震などの自然災害もあります。平成30年度も自然災害が多くて、全国で被害が出てしまいました。

出所:経済産業省「今夏の太陽電池発電設備の事故の特徴について」
ただ、盗難や自然災害については、保険に入ることでリスクをほぼ回避することが可能です!
災害保険への加入は義務化されているわけではなく、販売業者によっては説明しないところもあると聞いているので注意が必要です。弊社では災害保険へは必ず加入することをおすすめしていますよ。
あとは「出力制御」も気を付けるべきポイントですね。
電力って需給のバランスが大切で、足りなくても困りますけど、需要に対して供給が多すぎるのもダメなんです。だから、需要を供給が上回る予測がある時は、発電施設の出力を抑えて供給量を下げることになっているんですよ。
出力制御中は売電ができません。つまり、出力制御があると売電収入が減っちゃうんです。
電気ってたくさん作りすぎてもダメなんだ⋯⋯
出力制御はどういうときに起こるんですか?
全国で多発しているわけではありませんけど、九州や四国では実施されていますね。特に7月前後は日射量が多くて、休日などで大量の電力を使う工場のような施設が稼働していないと、出力制御が発生する可能性は高くなります。
そうなんですね。九州や四国に投資するなら、気を付けないといけないですね。
だから、出力制御の損失を補填するような保険もあるんです。でも、関東みたいに電力の需要が多いエリアでは、いまのところ出力制御はありません。
(東京電力、関西電力、中部電力のエリアについて、2019年6月時点では出力制御対象外です)
なるほど。こうやって説明を聞かずに太陽光投資を始めて、いきなり出力制御に遭遇したら悲惨ですね。
はい、何の対策もしていなかったら痛手になってしまいますね。
そうだ!こういう重大なリスクとかを隠して投資を勧める、いわゆる「悪徳業者」ってやつは太陽光発電の関連会社にもいるんですか?
悪徳業者に騙されたという事例も、過去にはよくありました。
注意するポイントとしては「イレギュラーな形で勧められる投資」に手を出さないことです。権利売買とか所有権の分割とか、複雑な儲け話は詐欺の可能性が高いですから。
太陽光投資が普及し始めたばかりのころは、このような悪質な行為が横行していました。
ただ、ここ数年でそういった業者はかなり淘汰されています。業界は健全化しつつあるので、評判をネットで確認したり営業が強引な業者を避けたりすれば、そうそう悪い業者に悩まされ続けはしないと思いますよ。
つまり、リスクの大部分は盗難や災害などを原因とするもので保険で回避可能。太陽光投資そのものは安定した利益率が期待できると。こんな認識で合ってますか?
20年間続けるなら保険に入って、安全な運用をした方が良さそうですね。解説ありがとうございます!
スマエネでは紹介したほかの詐欺事例や、詐欺にあったときの対処方法も解説しているので、詐欺に対する注意力を高めたい方は参考にして欲しいです!
関連記事:権利売買?計画倒産?太陽光発電の恐るべき詐欺事例
僕も家で読んでみます。メリットばかりを見て、デメリットを知らないと危ないですもんね。
太陽光投資のメリットとデメリットのまとめ
太陽光投資のメリット |
太陽光投資のデメリット |
固定価格買取制度により利益率が安定する |
盗難や被災のリスクがある |
表面利回りが高い(平均10%前後) |
悪徳業者は少ないものの注意が必要 |
融資を利用して大きく投資ができる |
出力制御が起これば売電がストップする (エリア選び・保険による対策は可能) |
空室リスクを気にする必要がない |
そうそう、聞き忘れていたんですけど、固定価格買取制度は産業用が20年で住宅用は10年適用されるってお話されてましたよね。
産業用と住宅用って、どう違うんですか?
(2)太陽光投資を始めるなら産業用?住宅用?

一般的に、
発電設備の容量が10kW以上だと「産業用」、10kW未満であれば「住宅用」と呼ばれます。
平野や工場の屋根に、太陽光パネルがズラリと並んでいるものを見たことはありますよね?あれが産業用で、住宅の屋根に数枚パネルが乗せられているものが住宅用です。
あぁ、よく見ます!個人だと住宅用になるんでしょうか?
いえいえ、どっちも選択肢に入りますよ。むしろ、住宅用は「自宅での消費+売電」といった仕組みになっているので、純粋に投資を行う用途には向いていないんです。
産業用なら発電分は全て買い取ってもらえる「全量買取」ですし、先ほど説明したように固定価格買取制度が20年間適用されます。初期費用の高さは融資でカバーできるので、投資家の皆さんは産業用を選ばれるケースが多いんですよ。
|
産業用太陽光発電の場合 |
住宅用太陽光投資の場合 |
容量(出力) |
10kW以上 |
10kW未満 |
売電方法 |
発電した電力全てを売却する 「全量買取」である |
家庭で消費できなかった電力を売却する「余剰買取」である |
固定価格買取制度 |
20年のあいだ制度が適用される |
10年のあいだ制度が適用される |
適している用途 |
太陽光発電の目的を投資による利益獲得とする場合に適している |
太陽光発電の目的を光熱費の節約とする場合に適している |
僕も経済的に余裕を持ちたいのが目的なので、産業用が良さそうですね〜。
そう思います。経済的自由を目指す投資家が産業用を選んでいるのは、脱サラ系のブログ記事からも分かりますよ。
ブログ名を見れば、脱サラ志望の投資家であることは間違いないですよね?どちらのブログ運営者も、プロフィールを読むと産業用太陽光発電を営んでいると分かります。
本当だ、やはり20年間の価格保証が大きいんですね。ただ、本当に稼げるのかって部分に関して、まだ疑問が残っているのが正直なところです。
3.太陽光投資って本当に稼げる?
太陽光投資で、どのくらいの利益が出るか気になりますよね?
埼玉県秩父郡の低圧物件(物件情報) |
パネル容量 |
99.0kW |
設置場所 |
埼玉県秩父郡 |
土地契約形態 |
土地賃貸 |
売電価格 |
21円 |
年間想定発電量 |
112,552kWh |
このような条件の物件でいくら利益が出るのか、この発電出力が50kW未満の低圧物件を購入した場合のシミュレーションを用意しました。
埼玉県秩父郡の低圧物件(収支シミュレーション) |
初期費用 |
2,200万円 |
20年間の経費 |
656万6,000円 |
経費の内訳 (20年分の概算) |
メンテナンス費:198万円 損害保険料:80万円 固定資産税:186万6,000 円 土地金額:192万円 |
ローン返済額 (15年返済・2.5%) |
15年間の返済額:2,410万0,429円 ※ローン借入額:1,859万2,593円 |
20年間の売電収入 ※劣化率を考慮済み |
4,869万9,772円(経費・利息差引後:3,811万3,342円) |
ローン返済後の手残り |
1,611万3,342円 |
利益率 |
表面利回り:11.60% 実質利回り:8.90% |
ざっと、2,200万円の初期費用に対して、4,800万円超の売電収入を得られる見込みです。ここから経費とローン返済額を差し引くと、最終的な手残りがおよそ1,600万円になりますね。
そうですね。そこが太陽光投資の大きな魅力です。
あと、この物件の土地は賃貸なので、土地に対して固定資産税はかかりません。ただ、賃料は複数年にかけて払う場合もあれば、最初に一括で支払う場合もあるので注意してください。
これだけの副収入を得られるのは嬉しいですね!でも、そんなに儲かるなら自社で運用した方が良いと思うんですが⋯⋯
もしかして、実際には儲からない投資案件を売り付けて、僕を騙そうとしているんじゃないですか?
中村さんは良き友人だと思っていたのに、僕はカモにされていたんですかね?

ちょっと待って!納得できるまで説明しますから(笑)
(1)魅力的な投資ならどうして自社で運用しないの?
確かに、儲かる投資案件を他人に譲るのは不自然ですよね。実のところ、私たちも社員は太陽光投資を行っています。
ただ、会社や個人といえども資金が無尽蔵にあるわけではないので、保有できる発電所には限界があるんです。

あと、
太陽光投資は初期投資が大きく、収益がプラスになるまでに大体10年から13年ぐらい時間がかかります。自社の従業員に給与を払う必要があるので、将来的に儲かるからといって手持ちの資金全てを太陽光投資に充てることはできないんですよ。
資金が1兆とか無尽蔵にあるのであれば、全部太陽光投資に多額の投資したいんですが。
えーっと、つまり投資案件の仲介をして毎月の収入を獲得していく方が、自社で運用するより良いってことですか?
そうなんです!ですので、決して儲からない投資案件を紹介してるわけではありません。
私たちで全部の発電所を買うことはできないから、投資家の皆さんに紹介しているんですよ。
信じてください。ほら、私の目を見れば分かるはずです。

良かったです!安心してスマエネの物件を見てくださいね。
(2)ローン金利2.5%は妥当な数字なの?
ところで、金利によって返済額は大きく変わりそうですけど、収支シミュレーションにある2.5%っていう数値は妥当なんですか?
場合によっては、もっと高い場合もありますし、低い場合もあります。
たとえば銀行融資の場合は金利はかなり安くなりますが、10〜50kW前後の太陽光発電を1基手がけるときに、銀行から融資を受けるのは難しいんです。
そうなんですよ。なので、個人投資家の方たちは1基目の融資を信販会社に頼るケースが多いですね。
てっきり銀行で借りるものだと思っていました。信販会社って聞き慣れないですけど、どういった会社なんでしょうか?
イオンとかジャックスとか、クレジット取引を行っている会社のことです。これら信販会社は、大体金利が2.3〜2.5%程度なので、今回はちょっと高めの2.5%を採用しています。
借入限度額は個人の与信や借り入れ状況次第ですけど、年収が400万円くらいあれば問題なく融資が下りるイメージですね。
そんなにすごい高年収じゃなくても参入できるんですね!やる気になってきたぞ!
(3)固定買取制度(FIT)が終わる20年後はどうなる?
そういえば、このシミュレーションには20年間の収支計算しか載っていないですけど、21年目以上はどうなるんですか?
土地も買い取っている場合は、そのまま発電施設を使い続けられるので、21年目以降も売電収入が得られます。ただ、FITは20年間で終わってしまうので、それ以降の買取先や買取金額は現時点では不明です。
ただ、近ごろは新電力会社が次々に出てきていて、業界内では「8〜9円で買い取ってくれるのでは」といわれています。
まだ未確定な部分もある感じですね。土地を借りている場合、21年目以降はどうなるんでしょう?
賃貸であれば話し合いになります。場合によっては土地を更地にして返さなければならないので、そうなれば取り壊し費用として設備の5%ほどがかかるといわれています。
太陽光物件の費用が平均が2,000万円ほどなので、、撤去時には100万円程度が必要となるイメージですね。ただ、部材のリサイクルを含めると、撤去費用はもう少し安くなると想定されています。
そうなんですね。ただ、せっかく数千万円かけて始めるなら、僕は20年を超えてもずっと運用し続けたいですね。
であれば、土地を買い取る物件(土地の契約形態が「売買」の物件)を選ぶのが良いですね。
4.まとめ
ここまでご説明したように、太陽光投資は他の資産運用にはない魅力を数多く備えており、手堅く資産収入を得られる方法です。
つぎは、いよいよ投資するための具体的な方法について解説します。
次回の記事:太陽光投資は超かんたん!?何も知らないド素人でも投資家になれた話②
[su_button url=”https://sma-ene.jp/contact/” target=”blank” style=”soft” background=”#ef8585″ size=”10″ center=”yes” icon=”icon: check-square-o” onclick=”‘ga(‘send’, ‘event’, ‘search_click’, ‘contents’, ‘type1’);'”]疑問点をスマエネに相談する[/su_button]
【NEXT】
太陽光発電の「必要経費」に当てはまる出費・当てはまらない出費
物件のことならおまかせください!