2019.10.02 Oct
更新日時:2020.02.06 Thu
【2020年版】太陽光発電のメリット・デメリットとは?対策法もあわせて解説
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投資の手法のひとつとして知られる、太陽光発電。
投資としての太陽光発電は、一部では「今から始めても儲からない」という声もありますが、それは間違いです。。2020年現在においても、まだまだ高い利回りが期待できることに変わりはありません。
本記事では太陽光発電のメリット・デメリットについて、くわしく解説していきます。太陽光発電をご検討の方はぜひ、ご参考としてください。
目次
1.太陽光発電を始める3つのメリット
太陽光発電投資には、さまざまなメリットがあります。ここでは、そんな太陽光発電の魅力を紹介しましょう。
(1)FIT制度のおかげで収益が安定している
まず、太陽光発電がどういった風に利益を生み出す投資なのかを説明します。
太陽光発電は、その名の通り、太陽の光によって発電し電力を作り出すものです。太陽光発電によって得た電力を、電力会社に売電することで事業者は収益を得られます。
このとき売却した電力は、FIT制度により一定の価格が保証されているため、太陽光発電の投資利回りは非常に安定しています。産業用太陽光発電であれば、FIT制度は20年間適用されるため、長期的に安定して利益を得られる投資だといえるでしょう。
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(2)融資を利用して多額の投資ができる
太陽光発電は、ある程度まとまった費用がなければ始められません。
金額も大きいため投資に踏み出すことをためらうかもしれませんが、資金の融資をしてもらうという手があります。融資を受ければ、手持ち資金では初期費用を支払えない場合でも、太陽光発電を始められます。
①借入先は主に3種類ある
太陽光発電の場合は、主に以下3つのうちどれかを利用することになります。
主な借入先 |
日本政策金融公庫 |
銀行 |
信販会社 |
この3つの借入先には、それぞれ長所と短所があります。
日本政策金融公庫は、金利がとても低いというメリットがある反面、必要書類が多く借りるまでの手続きが大変です。銀行から借りるのも、保証人が必要だったり、審査がシビアであるため通らなかったりとハードルが高いことがあります。
一方で信販会社からの借り入れは、金利は他よりも高いものの審査が比較的易しく、融資を受けやすいといった特徴があります。こういった理由から、多くの投資家は信販会社を利用して、初期費用をまかなうケースがほとんど。
初期費用がかかるという理由で諦めている方は、融資を受けることを考えてみてください。
関連記事:太陽光発電の融資手段3つを徹底比較!利用時のポイントや必要書類
(3)利用者のいらない土地活用
太陽光発電は、他の土地活用にはない「利用者を必要としない」という利点があります。太陽光発電以外のメジャーな土地活用というと、不動産の賃貸経営やコインパーキング経営があります。
賃貸住宅経営も駐車場の貸し出しも、利用者がいなくては儲けが出ません。入居者や駐車してくれる人がいなければ収入が減ってしまいます。
しかし太陽光発電は、土地のうえに設置したソーラーパネルを発電に使い、電気を売って利益を得る手段です。そのため、土地活用の一種でありながら利用者を必要としません。
利用者が不要ということは、人口の少ない地域や駅から遠い場所であっても、問題なく経営ができるということです。これは、他の土地活用にはないメリットです。
「所有している土地を有効活用したいけど、立地がよくない」と悩んでいる方は、ぜひ太陽光発電という活用方法を検討してみてください。
2.太陽光発電投資をするうえでのデメリット
多くのメリットがある太陽光発電ですが、デメリットもいくつか存在します。
(1)FIT制度の期間には限りがある
FIT制度には、20年という期限があります。
安定した収入を得られる期間が20年だということは、20年のうちに元をとらないと赤字になるということです。そうなると気になるのは、FIT制度の期間が終了する前に資金回収しきれるかです。
太陽光発電は、災害や天候といった人間の力では操作できないものに依存しているため、資金回収が不可能になるリスクはゼロといい切れません。ですが、ランニングコストや年間の収入などをきちんと考えたうえでプランニングすれば、大きな地震や異常気象が起こらない限り、問題なく資金回収ができるでしょう。
20年しか期限がないと不安に思うかもしれませんが、2019年現在でも投資案件の表面利回りは平均10%前後あるため、20年が経過するまでに十分に収益をあげることは可能です。
年間の収入と支出はもちろん、FIT制度を終えた後に太陽光発電の設備をどうするのかも含めて、慎重にプランニングして大きな利益を得ましょう。
(2)多額の初期費用がかかる
太陽光投資をするうえでは、資金が必要です。
太陽光発電を始めるには、最低でも1,000~2,000万円ほどかかります。しかし、自己資金だけで始めることは難しくても、融資を受けて資金調達することで簡単に始められます。
もちろん、無駄に利息分を払うよりも必要な資金が貯まるまで待つという方法もあるでしょう。ですが、早期に始めるほど、より利益を手に入れられるのが投資というものです。
リスクを抑えることも大事ですが、融資を受けてできる限り早い段階で投資を始めるのが賢明でしょう。
(3)災害による損壊リスク
太陽光発電以外の土地活用でもいえることですが、災害によって損壊するリスクをゼロにするのは不可能です。しかし、飛来物による破損を避けるために、より施工の技術が優れている会社へ頼んだり、損害保険に加入したりすればリスクを低減できます。
土地活用という形態の投資である以上、災害リスクをなくすことはできませんが、少なくすることはできます。年間の収入や支出の計算だけでなく、災害についてもプランニングするうえでよく考えてみましょう。
(4)電気のFIT価格は右肩下がり
太陽光発電は、発電された電力を売ることで儲けを得るビジネスであるため、電力のFIT価格は重要な値です。電力のFIT価格が高ければ高いほど、よりたくさん儲けられるからです。
ただし、電力のFIT価格は年々下がりつつあります。2012年の時点では40円でしたが、2019年では14円となってしまっています。価格が大幅に下がっているという事実のみを聞くと、今から投資を始めてもいいのかと非常に不安に思うことでしょう。
確かに、FIT価格は下がってしまっています。ですが、昔に比べて発電設備の価格も大幅に下がっているという追い風もあるのです。そのため、実質的な収益性はほとんど変わっておらず、「FIT価格が下がった=儲けはとても小さくなった」というわけではないといえるでしょう。
関連記事:FIT制度の終了後どうなる?太陽光発電投資と制度の今後を解説!
3.太陽光発電を始める際の注意点
魅力的な投資方法である太陽光発電ですが、以下の注意点があります。これらの事柄に注意をして、より利益を出せるように投資をしていきましょう。
(1)悪質な業者にだまされる可能性
非常に嘆かわしいことですが、太陽光発電の業者の中には悪質な業者もいるのが現実です。悪質業者と契約をしてしまうと、太陽光発電の設備をつくるまえに音信不通になり、費用だけ支払って工事が進まないままというケースも少なくありません。
また、相場よりとても高い値段の契約をしてしまうというケースもあります。高額な契約をしないための対策は、他の土地活用と同様で、複数の業者に相見積もりを依頼して出された金額を見比べることです。
他の業者より飛び抜けて高い金額を提示されたことに気づければ、ぼったくられずに済みます。太陽光発電の設備は安い買い物ではありません。その場の流れだけで決めずに、じっくりと見積もりを見比べたうえで契約しましょう。
関連記事:【警告】権利売買に騙されるな!実際にあった太陽光発電の詐欺事例を解説
(2)メンテナンスフリーではない
太陽光発電はメンテナンス不要と謳われていた時期もありましたが、それは間違いです。
太陽光発電設備は野外に設置されることが多く、雨風にさらされ続けます。汚れを放置することで配線が傷んでしまったり、機器そのものが壊れてしまったりする場合があります。
どこかが破損すれば、発電量が低下したり、最悪の場合は発電ができなくなってしまったりするため、メンテナンスは必要です。そして、メンテナンスが必要ということは、メンテナンスの費用がかかるということです。
太陽光発電をするうえでかかるコストは、定期メンテナンス代もあるのだと覚えておいてください。
①草刈りも重要なメンテナンスの1つ
設備そのもののメンテナンス以外に、雑草の撤去という保守作業もあります。たかが雑草と侮っていては厄介な問題が発生するため、必ず除草作業は行いましょう。
具体的にどういった問題が起こるのかというと、雑草が日光を遮ってしまい発電量が下がるという事態が発生します。また、雑草が生い茂ることで小動物が住み着き配線をかじったり、整備されていない土地と認識され不法投棄をされてしまったりといった問題もおこります。
たかが雑草とは思わずに、自身で草刈りをするか業者に除草を依頼して、よい状態を保つようにしましょう。
関連記事:草刈りを怠ると発生する6つの問題!どう対処すべき?
4.太陽光発電投資はミドルリスク・ミドルリターンな資産運用
太陽光発電は、初期費用こそ高額であるものの、融資を受ければ自己資金をほとんどかけずにスタートできます。
また、不動産投資のように空室リスクを気にする必要はなく、FIT制度により20年間の安定収入を得られることから、投資初心者におすすめできる投資です。
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