太陽光発電投資の基礎を知る
2019.02.24 Feb
投資の目的を決める
太陽光投資を始める決意が固まったなら、どの程度の発電設備を運用するのか考えなければなりません。初めての投資はイメージが湧きづらいものですが、「投資の目的」から逆算すれば具体的なプランを建てられます。
「太陽光投資を通じて、どのくらい収入が欲しいのか?」
「小さな収入源の1つとして活用するのか、脱サラに向けて大きく挑戦するのか」
理想実現に必要な年間あたりの収入が分かれば、あとは初期費用をどのように用意するのか考えるだけです。早速、目的別に太陽光投資の方針を決めていきましょう。
目的に応じた運用プランの一例
※このページで取り扱うデータは、経済産業省が発表した「平成30年度以降の調達価格等に関する意見」を参考にしており、発電設備の初期費用はメーカーにより差異があります。
発電効率はおおむねシステム費用に比例するため、初期費用のカットが利益追求に繋がるわけではないと覚えておいてください。
低リスク運用でコツコツと収入を得たい
目的 |
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太陽光投資のタイプ |
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発電設備の初期費用 |
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年間利益の目安 |
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あくまで本業と並行して太陽光投資を行い、手堅く「年間30~70万円ほど」の利益を狙うならこの程度の規模がおすすめです。
なお、野立て方式で太陽光投資を始めるなら、予算は600~700万円ほど必要。より少ない予算で太陽光投資を行う場合は、10~20kw前後の屋根部分に取り付けるタイプになります。
上記のような規模であれば、貯蓄を利用した自己資金のみでの運用も現実的です。その場合、融資による「借金をしている」というプレッシャーはなく、金利変動に恐れる必要もありません。
ゼロ金利時代と呼ばれる昨今、銀行預金では全く利息が付かないため、安定利益を得られる太陽光投資に貯蓄を投じるのは賢明な選択だといえます。
脱サラまでの第一歩を意識して投資したい
目的 |
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太陽光投資のタイプ |
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発電設備の初期費用 |
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年間利益の目安 |
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セミリタイアや専業投資家への転身を目指すなら、金融機関の融資によるバックアップは必須。この規模単体では脱サラを目指せないものの、安定して「年間75~260万円ほど」の収入が得られると見込めます。
これまでと同水準の生活を送れば、本業の給与だけで家計をカバーできるので、太陽光投資による利益はさらなる投資に充てることが可能です。
利益を浪費・娯楽に回さず効果的に再投資を繰り返せば、少しずつ「本業の給与に対する依存度」が下がるため、脱サラが現実的な未来として見えてきます。
多額の資金を用意できる場合
目的 |
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太陽光投資のタイプ |
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発電設備の初期費用 |
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年間利益の目安 |
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極めて珍しいケースですが、給与が高く多額の融資が認められる場合、もしくはすでに大資本を持っている場合は、初めから大規模な太陽光投資が可能となります。
一般的に、発電設備を大量に導入するほど低コスト化するため、一度に大きく太陽光投資を始められるのは理想的。施設全体が収まる土地を探さなければならないものの、運用までこぎ着ければ20年のあいだ「投資額の10%前後」に相当する安定利益が得られます。
このページでは、目的に応じた太陽光投資の運用プランを解説しました。
太陽光投資の利益率は「投資家の経験・努力量」に影響されづらいため、投資額がそのままリターンの大きさに反映されます。そのため、株式投資や不動産投資のように、目的に応じて細かく戦略を練る必要がありません。
コツコツと少しずつ稼ぎたいなら、無理のない数百万円単位での投資。
スピード感のある運用で効率良く資産拡大を目指すなら、融資を利用した積極的な投資をおすすめします。
目的から運用方針が決まれば、いよいよ具体的な初期費用・ランニングコストについて調べる段階です。早速、つぎのページでは「太陽光発電の相場」について解説していきます。
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著者 今野 彰久
スマートエネルギー事業部の部長です。
自身でも太陽光投資をしているため、投資する方の目線でのご紹介を得意としています。
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