太陽光発電投資の基礎を知る
2019.02.24 Feb
税金を知る
太陽光施設を運用するとき、投資家の大きな負担となる税金は主に2種類です。
・固定資産税
・所得税
このページでは上記の税金を解説し、どの程度の税金が課せられるのか解説していきます。
固定資産税の算出方法
太陽電池パネルは耐久消費財であり、経過年数に応じて「減価償却」という仕組みにより評価額(会計上の価値)が低下していきます。太陽電池パネルの場合、評価額の計算は以下の通り。
・1年目の評価額:設備費用×0.936
・2年目の評価額:1年目の評価額×0.873
・3年目の評価額:2年目の評価額×0.873
上記のように、2年目以降は「前年度の評価額」を基準として計算を行います。この方法で算出した評価額に対して課せられる、1.4%にあたる税額こそ「固定資産税」です。
たとえば、設備費用が1,000万円である場合の固定資産税は、おおよそ以下のような金額になります。
・1年目の固定資産税:13万1,040円=936万円×1.4%
・2年目の固定資産税:11万4,397円=817万1,280×1.4%
・3年目の固定資産税: 9万9,869円=713万3,527円×1.4%
※1円以下は切り捨て。
基本的に上記のような計算式になり、軽減措置がある場合には金額から控除分が差し引かれます。固定資産税を求める場合は、対応する設備費用を当てはめて活用してください。
所得税の算出方法
太陽光投資の年間利益から、必要経費と控除額を差し引いた金額を「所得」と呼び、所得には以下の税率を基準に「所得税」が課せられます。
所得額 |
税率 |
控除額 |
195万円以下 |
5% |
控除なし |
330万円以下 |
10% |
9万7,500円 |
695万円以下 |
20% |
42万7,500円 |
900万円以下 |
23% |
63万6,000円 |
1,800万円以下 |
33% |
153万6,000円 |
4,000万円以下 |
40% |
279万6,000円 |
4,001万円以上 |
45% |
479万6,000円 |
引用:(国税庁「所得税の税率」を抜粋・改編)
所得を算出するとき、収入から差し引く必要経費は「事業の売上に関する出費」です。
たとえば、前述したメンテナンス費用は「利益率の維持に必要な出費」であるため、必要経費として認められるほか、太陽光投資に関する書籍やセミナー参加費なども同様に経費計上できます。
ただし、知人との会食や旅行費など、事業に関係のない出費は必要経費にならないため注意が必要です。
税金の処理は難しく思われがちですが、近年ではネット上に多くの情報があり、確定申告ソフトなど納税をサポートするサービスも充実してきました。また、少額から依頼を受ける税理士も多いため、税金の存在を深刻に捉える必要はありません。
つぎのページでは、効率的な太陽光投資に欠かせない「融資」の基礎知識について解説していきます。
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著者 今野 彰久
スマートエネルギー事業部の部長です。
自身でも太陽光投資をしているため、投資する方の目線でのご紹介を得意としています。
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