信頼できる業者の見分け方と裏技

シミュレーションで吟味した結果、これなら投資しても良いと思う物件が見つかったら、次は業者との面談になります。資料上では良いと思えた物件でも、業者が信用できなければ購入してはいけません。どの業界にも言えることですが、優良業者もいれば悪徳業者もいます。施工状態が悪いものを引き渡したり、十分な近隣対策をせず後々トラブルになってしまうケースも珍しくありません。このページでは、信頼できる業者かどうかを見定める方法について説明していきます。

ホームページを確認

業者のホームページに、会社の情報が漏れなく記載されているかをチェックしましょう。特に本社所在地や資本金、代表者氏名、設立時期の記載が不明確な業者は避けましょう。

逆に、建設業や宅建業などの許可番号や土木施工管理技士、電気工事施工管理技士といった太陽光に関する有資格者数が記載されている業者は信頼感があります。なお、許可番号はホームページに記載が無くても、国土交通省の「宅建業者等企業情報検索システム」でも確認できますので、チェックしておきましょう。

また、代表者やスタッフのブログがある業者は、ポイント高いです。まめに記事が投稿され、その会社の施工事例や社員がお客様と一緒に写っている写真があれば、良心的な業者である可能性が高いです。

複数の業者と面談する

物件購入を検討する前に、必ず複数の業者と面談するようにしましょう。複数の業者と面談することで、それぞれの提案内容が比較できて、新たな気づきや疑問点が生まれます。

知識不足による失敗を避けるためにも、疑問点はすべて業者に質問しましょう。なお、収支シミュレーションの計算方法は、劣化率や損失係数などは業者によってバラバラです。

シミュレーションを解説されるたび「どのような計算でこの結果になりますか？」と質問することをおすすめします。そこで明確な回答がない業者は候補から外しましょう。

自社物件を見せてもらう

業者に施工中の物件や完成物件をいくつか見せてもらいましょう。工事に自信のある業者は、こちらからお願いしなくても自ら積極的に案内してくれます。

ここで渋った態度を見せる業者は怪しいので、候補から外すことをおすすめします。物件見学のときは「どのような管理をしているのか」や「シミュレーションと実際に運用したときの違い」など、表に出ない情報をどんどん聞き出しましょう。

これを繰り返すことで、良い投資先と悪い投資先の判断基準が明確になってきます。

成功している人に業者を紹介してもらう

ここまで信頼できる業者の見分け方を紹介してきましたが、実は一番手っ取り早く良い業者を見つける方法があります。それは、すでに太陽光発電所の運営で成功している人に業者を紹介してもらうことです。すでに成功している知人や、太陽光発電投資のコミュニティーに参加して、仲良くなった成功者に業者を紹介してもらえれば理想的です。

次のページでは、実際に物件を見学するとき重要になる「現地の確認するポイント」について解説していきます。